最高です☆☆おすすめ度
★★★★★
コミックを手に取った次の日には、映画を見ていました。
とにかく引き込まれます。
コミックも、あえてこちらの大判を選んでよかった気がします。
細かなところまで手が込んでいて、何度読み返しても、新しい発見に溢れています。
登場人物もみな人間らしくて、暴力に明け暮れていたり、やくざだったりするのに、なんだか好きになってしまいます。
そして、映画もまた秀作
映像としての可能性に挑戦したような、そんなクリエイティビティを感じる作品です。
まだ読んだ事が無いなら、迷わず手に取るべき。
ただ、独特のタッチやハードなストーリーには好きずきが分かれそうですが。。。
ちなみに私は、エヴァも好きです。
破壊と再生おすすめ度
★★★★★
町も人も生き物だ。
シロもクロも存在しているかもしれないし、存在しないかもしれない。
そんな、ぎりぎりの設定をつくり、張り詰めた糸の上を駆け巡るキャラクター達。
心に響く。
朽ち果てない建物、死なない人ができない限り、この物語は愛され続けるだろう。
都会で生まれ育った人には、ぜひ読んで欲しい。
シロとクロの二律背反は人間の性(さが)でもあるおすすめ度
★★★★★
ここまで表現したこのマンガは、すごい! 人間を日本人好みの善悪ではなく、有象無象の二律背反で捉えている。いまの世の中、善い悪いでは判断不可能。その意味では、現在という時間と空間の断片を確実に捉えきっているのではないか。
確かにテーマは古いけど、それを古いまま処理するのではなく、新しい発想といまという時代から切り取り、新しく問われている「現実」をキチンと見せてくれている。この「現実」を超えれば、いい人間や社会が生まれそうな気がする。
絵も内容も芸術品おすすめ度
★★★★★
映画化にもなった漫画。
まるで棟方志功の版画のような芸術的で独特のタッチの絵。
それだけでも一見の価値はあると思うが、内容もかなり哲学的なものを感じる。
ヘン。
おすすめ度 ★★★★★
作風の独自性が思いっきり発揮されたような作品。松本氏独特の“ヘン”な世界が広がってます。
名前通りに正反対の性格を持つ二人の主人公に、その周りを取り巻く登場人物達がイイ。
飄々とした感じかと思っていたら、終盤につれて熱くなっていくストーリーには感涙しました。
映画とも併せて、おススメな一作です。