マンガ原作の映画化のひとつの回答おすすめ度
★★★★★
マンガ原作ものはハリウッドも含めてあまり好きじゃなかったのですが、
これは最高でした。
マンガ原作ものを実写化する場合、マンガに忠実にするか、
実写としてリアルにするか、この部分に大きな矛盾があり、作る側はこのジレンマに悩むのではないかと思います。
この映画は原作をモチーフにひとつの世界を作りながら、それでいてマンガっぽさも
残しています。実写の映画を観てるのですが、まるでおもしろいマンガの読後感がありました。
傑作だと思います。
窪塚天才!!おすすめ度
★★★★★
ペコの神々しさといったらもう、
風間との対決で背景が白くなるシーンの、あの笑顔が!!
あれはもう人間の儚さと美しさの象徴である。何度も繰り返し見ちゃう。
もう一層一生あの髪型をつらぬいてくれればいいのになぁなんて思ったけど、監督がブックレットのなかでおっしゃっていたようにペコは映画の中で永遠の存在になったのだ。
とにかくおすすめ。
ラケットにピンポン玉が当たらないぞぉおすすめ度
★★★☆☆
すでに書いている人もいると思いますが、漫画と映画、どちらを先に見るかで評価もかわるんでしょう。ただ原作と映画とどっちがおもしろかったかと言われると、どうしたって映画は不利ですね。
娯楽映画としてはおもしろかったけど、娯楽映画だからこそ、どうしても言っておきたい。CG駆使の卓球のラリーシーンはひどすぎ。本物の男子の卓球を見てご覧なさい!ピンポン玉はあんな風に飛びません!!獅童はすごい存在感だけど、卓球のシーンはかなりヘタ。あんなフォームじゃラケットにボールは当たりません。もうすこし練習して欲しかった。この卓球シーンのひどさのせいで星3つ。
まさに青春。
おすすめ度 ★★★★★
とにかく、感動しました。
卓球は興味がない、という人にも、
是非観てみてほしい映画です。
あたしは、
窪塚さんの才能に脱帽でした。
素晴らしい演技だと思います。
概要
『青い春』に続き、若者たちのカリスマ松本大洋の人気コミックを映画化した青春スポーツ映画。高校卓球を舞台に、卓球のナンバー1をめざすペコ(窪塚洋介)と、実力と可能性を秘めながらもペコの背中だけを見続けようとするスマイル(ARATA)など、5人の若者たちの青春像を繊細に、そして卓球シーンはCGを巧みに取り入れながらつづっていく。
男なら誰しも経験ある、身近な者をヒーローと仰ぎみる心境を見事に描ききった秀作。現代の低温的平常心と時代劇的熱血スポ根の対比と対決を、ギャグではなくあくまでも真摯(しんし)なダイナミズムとして活写し得ているのもいい。また、勝者のみならず敗者の挫折や諦念までもがさりげなく描かれている。
監督はハリウッドで『タイタニック』のCGクリエイトに参加した実績をもつ曽利文彦。脚本は『GO』などで人気の宮藤官九郎。(的田也寸志)