川上ワールドの限界・・・その２おすすめ度
★★★★☆
川上健一に出会ったのは、「翼はいつまでも」であった。こんな素敵な作品を書く作家はどんな本を書いているのだろうと、結構あさったものです。
ただ、川上作品のコンセプトが、僕の信じるとおりであるとしたら、「最初に出会った恋人が最後の恋人」であるという格言のとおりとすれば、発売順を別にすれば、「翼はいつまでも」のインパクトを超えることが出来ない。
この作品の設定は、「翼はいつまでも」よりはもう少し大きくてオリンピックまで視野に入れているけれども、舞台の設定ではなく、「雰囲気」もしくは「状況」の設定において、最初の作品に劣ってしまうという気がする。
もちろん誤解のないように書いておくけれども、川上ワールドは、寅さん映画のような「偉大なるマンネリ」であって、それが止められないという困った性格を持っている（褒め言葉ですよ！)所にすばらしさがあるのだけれど。
率直な感想です。
でも、個人個人で、感じ方は違うでしょう。僕は「翼はいつまでも」から入ってしまったので、後が物足りないと感じるかもしれないけれど、人によっては、「ららのいた夏」から入って「翼はいつまでも｣に不満を持ってもいいわけです。
そういう摩訶不思議な川上ワールドを結局なんだかんだいいながら追いかけているのですね。
涙止まりませんおすすめ度
★★★★★
今読み終わり、最後のシーンで大泣きしました。
この本ともかく読んで見て下さい。
泣けます!おすすめ度
★★★★★
たった今、読み終わりました
この本に出会うきっかけは、高校の模擬試験の問題でした
この本の一部が、テストに出ていました
そして、この本のことが気になってしまい買いました
久しぶりに新鮮な涙を流すことができました
