ポプラの木に涙…おすすめ度
★★★★★
冒頭は将軍マキシマス率いるローマ軍が
蛮族(ゲルマニアだっけ?不当に野蛮に描かれている気がしないでもない。)を
打ち破る場面です。マキシマスの統率力、人望の厚さがうかがえ、よいと思います。
そんなマキシマスが皇帝の息子コモドゥスの策謀により謀反の罪に問われます。
妻も子も奪われ、自分も剣闘士に身を落とします。
ところが、剣闘士としても脚光を浴び、
まんまと皇帝になったコモドゥスも彼を無視できなくなる。
何かにつけて注目を浴びるマキシマスをコモドゥスが嫉妬する話と
いってもいいかもしれません。ラストシーンは二人に対する扱いが対照的で、
コモドゥス少し哀れ。まあ、それだけ悪さもしていますので、同情はしませんが。
マキシマスの表情がいい。ラッセルクロウはもともと悲哀に満ちた顔をしているのですが、
それを差し引いても名演技だと思います。
当時の死生観は分かりませんが、魂の世界で妻と子に会えると信じる剣闘士の場面は
泣けました。そう思わずにいられないひどい状況というよりも、
まず、その心の純朴さに涙しました。
さらに、ラストシーンはそれを絡めています。にくい演出にまた涙!!うををを…
涙腺弱い方、ご注意を。ティッシュ20枚は使いました。少し長いですが、
見所も一杯なので退屈しないと思います。
魅力は尽きない。おすすめ度
★★★★★
ラッセルクロウという人は映画毎にイメージの違う役柄であろうとも好演する。素晴らしい。作品自体への評価は言うまでもない。
民衆を味方につけろ!そうすれば自由になれる。記憶に残る死を永遠に…。名作ですね。
いつ何度みて感動します。これぞまさしく騎士道か!おすすめ度
★★★★★
何度か見たがいつみても感動する。映像、音楽、物語、哲学。。
これほどの大作はいまだみたこともない共感もえた。
マキシマス(主人公)が、理不尽な仕打ちにさいなまれても絶対に失ってはいけないものを胸に秘め、復讐の鬼と化す。
そんな単的な構図をここでは記すものの、物語の背景にはおおくの教訓があるのだろう。またみなくっちゃ。他律で犯されたる人間の勇敢かつ不倒不屈の精神もさることながら、これぞまさしく欧州にふるくから備わっているという、騎士道の精神が見るものを(ぼくですが)、心の底から感動させてくれたのだろう。
余談ですが、ラッセルクロウの映画はなにか一本筋が通っているようで、僕は個人的に好む。
記20070925
人間らしさが表現された映画おすすめ度
★★★★★
主人への忠誠と名誉のための戦い、家族への愛、そして恨みへの復讐。これまで繰り返し語られてきたテーマだが、登場する人物の“人間らしさが”がうまく表現されていて印象に残った。
ローマ帝国の新皇帝に立ち向かう!
おすすめ度 ★★★★★
ローマ帝国時代を舞台に、妻子を処刑・地位を奪った新皇帝に復讐を挑む、2000年製作・「リドリー・スコット監督」が、コンピュータグラフィックスで描くスペクタクル・アクション巨編。
【部族とローマ軍との壮絶な戦闘シーンから武勲を立てた次期皇帝に命ぜられた将軍・マキシマス(主演:ラッセル・クロウ)が、皇帝の息子・コモドゥス(主演:ホアキン・フェニックス)の陰謀で、妻子を殺され・地位を失い・奴隷剣闘士に身を落とすが・・・・・・。】
マキシマスが真の剣闘士として生きるために戦いに挑む展開から、最大のみどころの古代コロシアムの群衆を前に戦闘経験を生かした「密集隊形の戦術」で反撃する迫力に満ちた戦闘シーンなどは壮絶で圧巻!
復讐に燃える「マキシマス」と、最後の戦いを演じる悪役『ホアキン・フェニックス(:コモドゥス役)』の嫌味のある演技力はお見事!