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四季・奈津子

東陽一
おすすめ度:★★★★★
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贅沢な俳優陣と風変わりな映像
おすすめ度 ★★★★☆

烏丸せつこ演じる奈津子が、まず素晴らしいです。
最初、本のイメージと違うと思いましたが、すぐ気にならなくなり楽しめました。
彼女のヌードシーンが多いのですが、それが非常に美しい。
一世を風靡した「四季シリーズ」の最初のストーリーを贅沢な俳優陣で、風が吹くようにさわやかに、ドキュメントタッチっぽく描いています。そして俳優女優さん、皆若い。この映画が初出演のケイ役の阿木耀子、奈津子の恋人役の風間杜夫、そして先日惜しくも亡くなった岡田真澄・・・観てください。特に岡田真澄の若くてセクシーで粋なこと!四季・奈津子の冒険とともに、映画を観ながら貴方のワクワクする心の旅がともに始まるのです。烏丸せつこのヌードを見ると、指でつつきたくなるような、パン!とつまった体が、奈津子の躍動感や突飛さをよく表わしていると思います。まずはご覧下さい。独特の映像の中で、贅沢な俳優陣が踊っているような映画です。時代を超えて、奈津子やケイが訴えるものが感じられます。


概要
五木寛之のベストセラー小説を、東陽一監督が映画化。その方法も、脚本をあえて作成せず、日本で初めてダイアローグ・ライター粕谷日出美を起用し、原作のセリフを現場で膨らませる形で撮影を行った。ヒロイン奈津子役には一般公募で烏丸せつこが選ばれ、奈津子の生き方に大きな影響を与えるケイ役の阿木耀子は、これが映画初出演。
九州・博多で幸福な日常生活を送っていた四姉妹の次女・奈津子は、ふとしたことからカメラマンの中垣(本田博太郎)と出会う。奈津子には3年前から結婚の約束をしている達夫(風間杜夫)という恋人がいた。
「音楽のように、自由に映画を作る」という実験的な姿勢は評価出来るが、完成した映画からは、ヒロインの自由な生き方は感じられるものの、どこか腰のない物語になってしまったという印象は否めない。烏丸と阿木のグラマラスな肢体は、網膜に焼きつくほど衝撃的。(斉藤守彦)

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