目の離せない展開です。おすすめ度
★★★★☆
ネタばれ含まれますので、読みたくない方は気をつけてください。
ストーリーはとても面白いです。シリーズ1番だと思います。登場人物たち
の目的がそれぞれ丁寧に描かれていて、勧善懲悪ではない、それぞれの信念
を持った戦いが描かれているので、ストーリーに深みが増しています。
スタンドバトルについてですが、スタンドの能力が少しわかりにくいかなと
いう気がします。本編以外のスタンド紹介みたいなところを読んで、あぁ、
そういうことなのか。と思うことがけっこうありました。そこらへんは荒木節
できちんと説明されていて嫌いじゃないんですが、少し理屈っぽくて、直感的
な面白さに欠けるかなという気がします。
少し話がそれますが、ストーリーの中で、ダヴィンチコードを参考にしたのか
なという感じがありますが、その他にも、24を参考にしたのかなという感じ
を私は受けました。レースの動きと大統領周辺の動きを場面展開して見せたり、
大統領夫人がストーリーに関わってくるところなどです。荒木さんも表紙裏の
ところに24が良かったというようなことを書いていたと思います。どちらも
荒木さんのアレンジがあってとても面白いです。そういうところを見つけるの
もけっこう楽しいです。
なんというかおすすめ度
★★★☆☆
ジョジョ第5部のあたりから疑問の多いスタンドが増えてきている
そしてギミックバトルのように思えるが、冷静に見ると某遊戯王のような後だしルールで勝っている
その2点が顕著な巻。
つまらなくもないが、熱くもなれない
荒木先生おすすめ度
★★★★★
最高だよー。
7部はそんなにスタンドには頼ってる感じはしませんが荒木先生の頭の中は凄い!と思う。
昨今、他誌でもかなりあるスタンド的もの同士の戦いはこのジョジョが筆頭。(他誌ならともかく、ジャンプ内にもみられるのはどうかとも思うが…。)
確かにジョジョが合わない人は多いかもしれません。しかし好きな方には尋常ではないくらいの中毒性がある。
今更とはいわず第1部から読んでみてはいかがでしょう??合わせると90巻以上も出てますので今から知る人は逆にうらやましすぎます。この感動を1から味わえるなんて。
そんな作品です。
人の弱さ”過去”、乗り越える強さ”現在そして未来”おすすめ度
★★★★★
人は前に進むために”何か”を捨てなくてはならない。
しかし、もしもその”何か”が襲ってきたら・・・
平常心ではいられないジャイロとジョニイ、そして心の折られたホット・パンツの
心理描写は、ジョジョがただのバトル漫画ではないことを十分伝えている。
どんな困難にも諦めない精神力でシビル・ウォーを攻略したかと思えば、
「まさか!」の展開が待っていて、ジョジョの意外性はまだまだ衰えることはないと信じられる。
勿論☆5
最高すぎる
物語もいよいよ佳境
おすすめ度 ★★★★☆
ジョジョです。第七部です。15巻です。
ということで、ながらくジョジョのコミックスを書うのは控えていたんですが、ひさびさに表紙に惹かれて買ってみました。もともとがこの第七部はパラレルワールドなので、ジョジョや、ディオ・ブランドー、ツェペリが別の時代で一同に介しての話です。彼らは個人の技術だけでなく変わった技や武器、能力で戦いつつ、それと同時に全員でアメリカ大陸横断大騎馬レースをしています。そして、その旅もほぼ後半。話の途中で明らかになったこのレースの本当の目的をめぐっても戦いは佳境に入っています。
キリスト教徒にとって特別なある人物(バレバレですが)の骨を回収して行くというその目的を果たして全てを手に入れて、何かとてつもない能力を手にいれるのは誰か? 駆け引きと陰謀と黒幕のアメリカ大統領がじきじきに動きだすこの巻は、いよいよ佳境に入っていくのだなということを強く感じさせます。さて、注目すべきは主役級の面々を手玉にとる今回の敵の能力。自らの忌まわしい過去、トラウマとなった過去が自分を襲ってくるというそれは、今迄の数ある能力の中でも最強のものかも知れません。
今の各少年週刊誌で繰り広げられる能力者同士のバトル漫画の草分け(最初のジョジョはそうでなかったけれど)となった作品だけに、能力を上手く使って詰め将棋のようにバトルとストーリーを作っていく上手さは天下一品でした。