心が和む物語おすすめ度
★★★★☆
山奥で一人で民宿をやっている田村の素朴な優しさと関西弁がマッチしていて、読んでいて心が和んだ。ずっと民宿にいることができれば、おいしい食事や美しい自然があり幸せなのかもしれないが、心を休めるには最適な場所であってもそれが日常になるときっと物足りなさを感じてしまう。それに気付いただけでも主人公は民宿に行った甲斐があったのだと思う。
生きるのに疲れたとき
おすすめ度 ★★★★★
淡々と綴られる言葉の中にスッと引き込まれ一気に読んでしまいました。
『もう死のう』と思ったうら若き女性が、たまたま滞在することになった民宿で、大自然と民宿の経営者と淡々と過ごす時間の中で、次第に癒されていくお話です。
死を思うときの心情の描写が秀逸だと思います。
思わず涙がこぼれてしましました。
人は生きていると、たまには『疲れちゃったな・・・』と思うときもあると思いますが、そんな鬱々とした気分を抱えている方に、是非読んで頂きたいと思いました。
私はこの本から元気をもらいました。
続編も読みたいくらいです(笑)