ここまで笑える本とは知らず、久しぶりに上京する電車の中で読んでしまったんです、私。新解さんの用例がおかしくておかしくて、込みあげてくる笑いをすべて喉の奥へ奥へとおし戻しながら読んでいたら、突然肩が激しく上下し出して涙がポロポロこぼれてきたのです。まずい、ヘンな人になっている!慌てて本を閉じ、寝たふりをしたのですが、当然のことながら頭の中は新解さんだらけ、結局東京に着くまで、寝ながら思い出し笑いに耽る物凄く気持ち悪い人になってしまったのです!感情というものは出口を塞ぐと、別の出口から噴出するものなのだと身をもって知りました。しかし、新解さんは謎だ!早くツッコメヨ〜!と言わんばかりの用例の数々!赤瀬川さんには、路上観察以来の共鳴共振反応です!
『解体聖書』と同じコンセプトですね!おすすめ度
★★★★☆
大マジメに書いた書物に、おもしろおかしくツッコミを入れる。
この手の「ツッコミ本(?)」は爆笑すること請け合い!
ぜひ一読!
ツッコむ対象となる元本が大マジメであればあるほど、滑稽さが爆笑を誘います!
私の場合、特撮ヒーローへのツッコミ本『空想科学読本』、聖書へのツッコミ本『解体聖書』を読んで以来、ツッコミ本は大スキに!
友人とツッコミ本の話で盛り上がっているときに、その友人から『新解さん』の存在を知り、読ませていただきました。
「辞書」という四角四面なイメージのあるモノにつぎつぎとツッコミを入れてあって楽しめましたが、なにぶん、量が少なすぎたのが残念!
アッという間に読み終わってしまい、不完全燃焼ぎみでした。
そこがマイナス点かな。
『新解さん』がおもしろかった人は、上の『空想科学読本』『解体聖書』も、ツッコミ本としては、おなじコンセプトですから、オススメです。
なんつうか微妙。おすすめ度
★★★☆☆
何故か辞書に有るまじき攻めの姿勢の笑える辞書、新明解/三版と四版
その謎な描写を徹底的ににネタにした愉快な本。
かなり笑った。確かに変だわこの辞書。ここまで書かないね普通(笑
では何故もっとその普通じゃない点を追って書かなかったのか。
ページ数にして半分だけです新明解のネタは。後の半分は謎エッセイ。
全部が全部そのネタ一本でやって欲しかったなあ。ちょっと残念。
よって星三つ。