ラヴサイケデリコはアルバムの最後まで多種多様ですおすすめ度
★★★★★
1. Freedom
2. Aha ! (All We Want)
3. 7 days
4. Carnation
5. Help !
6. Rain
7. N29
8. I saw you in the rainbow
9. Good day,celebration
10. Humanimation
11. Everyone,everyone
12. Sad story
1は最高のOPチューン。NHKのMLB中継で繰り返し聞くうちに、ニュートラルなのにリズム感抜群な歌い方やそのメロディ、更にサビの上昇気流に乗る爽快さにはまりました。このサビは当に自由という響きに相応しい伸びやかさがあり、グラウンドに飛び出したくなる開放感や、乾いた空へ打球が勢いよく舞い上がる高揚感を覚えるんです。“freedom”というシンプルな言葉を、正面からど真ん中のストレートで投げ込んで、イメージどおりのストライクを射抜いてしまう直球音楽の凄さ。多重録音の分厚いユニゾンもカッコイイです。
2はドコモのCM曲。サビの食いつきだけでなく、楽器同士のグルーヴ感が凄いですね。重厚でキレがあり、刻み続けるリズムがどんどん増幅してゆくラヴサイケデリコならではの音楽効用を堪能しました。途中でC+C Music factoryの「Gonna Make You Sweat (Everybody Dance Now)」のフレーズが入るのも面白いです。
ビートルズカバーの5は下を走るギターのメロディなど、細かなところまで新しいフレーバーに溢れ、斬新でクールなキレ味です。8のKUMIがみせるチルアウトな声、柔らかいメロディは全体のソリッドさの中でデザート的な甘味で癒してくれました。9や10はPOPの中にもハードさとキャッチさがあり、作品後半でも新しいテイストで聞かせますね。10から11のゴスペルロックへの繋がりも前半と違う盛り上がりです。
まるで「洋楽」
おすすめ度 ★★★★☆
先入観なく聞けば、これが日本人だとは思えないであろう。シンプルだがフックのあるロックンロールの曲調に乗ったボーカルは、途中ではさまれた日本語が英語ととても馴染んでいてまるで「洋楽」に聞こえる。アヴリル・ラヴィーンとシェリル・クロウを彷彿とさせるが、よくできた物真似でなくオリジナリティさえ感じる。アレンジもいい。