wish you were here‥もうたまりません。大好きです。前作から随分と変わりましたが、これもまた、インキュバスらしさが出て良いと思います。とにかく素晴らしい。聞かなきゃ損ですよ!!
自然体のIncubusおすすめ度
★★★★★
前々作、前作と少しずつ本性を現してきた彼等の、3作目(Fungus Amongusを入れると4作目?)となる本作。アーティストが自然体で作る事が出来た作品が結果的に後々まで名盤として残る事は多いと思うが、これはその好例となるかもしれない。
大ヒット作#3 Wish You Are Hereのように、彼等のオリジナリティがいかされた作品もあれば、#11 Are You in?のようにルーツ丸出しの作品があるのも面白い。やっと彼等も肩の力が抜けていい感じになってきたようだ。
昨今のミクスチャーに慣らされた耳では少々物足りないと思うかもしれない。
でもアルバムを通して聞き終わる頃には、少し違った耳で他バンドの音が聞けると思う。
昆布のような味わいある、ロックな作品。おすすめ度
★★★★☆
過去の作品からは、かなり趣向の変わった作品。
正直、へヴィでハード好きな自分には、最初聞いた時は物足りなかった。
でも、何度も聞いているうちに耳に馴染み、「良さ」という旨みが
出てくる。味わい深い作品だ。
何故か聞いていてPARL JAMを思い出したのは、メロディラインが
哀愁の漂うものだからだろうか。
彼らのこだわり、のようなものが存分に含まれた作品ではないだろうか。
イイですと言えば十分だよ。おすすめ度
★★★★★
ミクスチャーと聴けばロックやパンクにメタルやラップにファンクなど多数のジャンルをミックスした物を考えられる。でも音楽の歴史の中では常に新しいジャンルとは他のジャンルから影響を受けて作られた物ばかりだと言う事実もある。ミクスチャーの代表格レッチリもファンク・メタルと分類されKORNはモダン・ヘヴィネスと言われ、LIMPはラップ・メタルと言われる。そしてこのINCUBUSもまた新たなジャンルを築いたと言ってもいいだろう。前々作はいわゆるラップ・メタルだったが全作から新たな道を模索し終にそのスタイルを固めた彼らの4thアルバムはメロディアスなアルバムへと変化した!ヘヴィな曲が大好きな僕も納得してしまうその楽曲の素晴らしさには皆さんも是非聞いて欲しい。ラウドに攻めるミクスチャ!ー!じゃなくレッチリの様なエモーショナルなミクスチャーが聞きたいなら迷わず彼等を! まだ若い彼等の先はもっともっと期待出来るモノになるだろう。
概要
ブレイク・シングル「Drive」の熱気さめやらぬうちにインキュバスから届けられた本作『Morning View』は、あまり激しさを感じさせない。それもそのはずで、すでに前作『Make Yourself』のリリースから2年近い歳月が経過しているのだ。 ロサンゼルスのメタル・シーンをインキュバスと共に育ててきたシステム・オブ・ア・ダウンにも言えることだが、若々しさ・怒り・大音量を売りにすると、それだけでニュー・メタルに分類されてしまう。インキュバスにはそれが不満だ。もっともな話である。彼らのサウンドは、リンプ・ビズキットの猿真似ラップよりも、フェイス・ノー・モアやレッド・ホット・チリ・ペッパーズの巧妙で独創的なファンク・メタルに近い。実際、「Nice to Know You」や「Circles」、それに見事な「Blood on the Ground」は、確かな成熟ぶりを示している。しかし、今回のインキュバスの見るべき点はそれだけではない。「I Wish You Were Here」、「Just a Phase」、「11 a.m.」、「Mexico」では、インキュバスらしかぬソフト路線が取られている。アコースティック・ギターと小規模なストリングスを使うことによって、ノイズは減少、インパクトは増大という効果を上げているのだ。
インキュバスは原点を見失ってしまったのかという声も出てくるだろうが、要するに大人の音楽をやるようになったということである。『Morning View』は、1作ごとに進歩し続けるバンドが大きな跳躍を果たしたアルバムだ。(Robert Burrow, Amazon.com)