魅せ方はいいけど・・・おすすめ度
★★★☆☆
第一期・二期に比べて、色調やアクションがとても良くなったと感じました。
髪が靡く時の表情や、空中戦の表現の仕方。暖かいシーンではセピア調に、深刻な
場面ではブルーに基本の色調が変化しているのも非常に魅力的で思わず見入ってし
まいます。
ただ、ストーリーと監督の製作意識には呆れたの一言です。
「キャラのイメージが崩れる」事を承知で、作品を制作するのはいかがなものでしょう。
水銀燈を正当化する代わりに、真紅を罵倒することが目的としか感じませんでした。
ただ、翠星石がツンデレてればいいんでしょうか?蒼星石がマスター大好きっ子?
水銀燈が作りかけのまま放置された?ファンの事を思い、その要望に応える形を取
るのは監督として大切な事なのかも知れませんが、本当に素晴らしい監督というの
はどろどろとした悲しい理由を用いなくてもキャラクターを自然に魅せることが出
来ます。水銀燈だけしか眼中に無いなら、喜んで持ち帰ったというその水銀燈の抱
き枕で一人で腰を振ってればいいじゃないですか。
原作で、真紅はアリスゲームを阻止する事を切に願う姿が見て取れます。水銀燈が
愛故にローゼンを殺してしまいたいと思う切ない気持ちも、ドールズ一人ひとりの
思いも伝わります。ちゃんと原作を熟読してから製作に励んでください。
指摘したこと以外で評価すると、オーベルテューレは特別編らしい素敵な作品であった
と思います。本編に使われている音楽も、どれも素晴らしいものばかりですし、水銀燈
役の田中理恵さんや真紅役の沢城みゆきさん等の声優さんの演技もとても魅力的でした。
『真紅...許さない!!』の意味おすすめ度
★★★★☆
2004年『ローゼンメイデン』放映、2005年『ローゼンメイデントロイメント』放映、2006年『ローゼンメイデンオーベルテューレ』放映。
全体を通して、ローゼンメイデン第5ドールである真紅を憎み、追い詰める、ローゼンメイデン第1ドール水銀燈。
この『ローゼンメイデンオーベルテューレ』では水銀燈と真紅の対立の理由が描かれています。
悲しさ故に生み出した『哀しみ』
怒り故に生み出した『後悔』
見て成長できる作品です。
銀さま……おすすめ度
★★★★★
銀さまにこんな可憐な時代があったなんて……。
こういう銀さまも素敵でよろしいですね。
しかし、われわれが大好きなのは今の水銀燈閣下なので、(ハローでないほうの)キティな真紅には不服ながらも感謝せねばなるまい。
前作固定ファンの人は嫌いかも・・・
おすすめ度 ★★★★★
前後に分けたということで
従来シリーズのクオリィティ以上かもしれない
特筆すべきは
水銀灯のおなじみの馬鹿にした笑いと違う幸せに満ちた満円の笑みのシーン
みごとにイメージ破壊してくれます
これを望んでないファンもいるのでは?
さて、この作品の後半では真紅がかなり毒を持ったセリフを吐きます
そこらへんも含めて従来のアニメファンには賛否両論かもしれないが
素晴らしい作品