日本人に誇りが持てる感動の名著。 おすすめ度 ★★★★★
本書は日本ではほとんど知られていない感動の外交物語を扱った歴史ノンフィクションです。
トルコ・ポーランド・ベルギー・ユダヤ人・インドネシア・韓国・ドイツなどの国々との感動の物語を読み手に伝わりやすい筆致で綴っています。
本書の中では、ユダヤ人に「命のビザ」を発給した杉原千畝はよく知られているかもしれません。
しかしその他の大半の「史実」は日本人にとって知る機会が全くなく、かつての日本国の先人達が行った誇りある行動を現代の私達は知りません。
国益などにとらわれずに「困っている人がいれば手を差し伸べる」といった日本人の行動を、何年経っても忘れずに恩返しをしてくれた国々。
本書には「本当の外交」を見た気がします。
台湾の李登輝氏やチベットのダライ・ラマ氏に対する日本政府の扱いを見ていると本当に悲しくなります。
本書はそういった腰抜け外交をしている人達に是非読んでもらいたいものです。
また本書のような歴史の事実こそを教えるべきだと思います。
本書を読むと「日本人」に誇りが持てます。
何度も、何度も涙しました。
多くの人に読んで欲しい名著です。
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