いろんな気持ちが切ない巻でしたおすすめ度
★★★★★
なぜこのマンガはこんなに多くの人に愛されるのでしょうか?
キャラの魅力、ストーリーの面白さなどいろんな要因があると思いますが、大きな理由の1つは、読みながら繊細に描かれているそれぞれのキャラの気持ちに共感したり、考えさせられたりすることが多いからだと思います。
いつも目の前に、自分が絶対にかなわないような才能の持ち主がいたとしたら?
自分の愛する人が、他の人を深く愛しているとしたら?
大切な人が苦しんでいるとしたら?
自分の目の前に広がっていた果てしない世界が、ある日闇になってしまったとしたら?
この巻でも、上記のようなことを真剣に考えたり、自分の経験と重ね合わせて感傷に浸ったりしてしまいました。最終巻が楽しみです。
たまらなく切ないおすすめ度
★★★★★
あんまりネタバレしたくないから、詳しくは書きませんが、たまらなく切ないです。
大好きな人が苦しんでいれば、守ってあげたい、なんとかしてあげたいって思うのは当たり前の感情。
でも、その大好きな人は、自分のことを振り向いてくれない。それどころか、そばにいる別の誰かを好きになっている。
じゃあ、相手が自分のことを思ってくれないからといって、好きだという気持ちだけじゃなく、相手を助けたい、守りたいという気持ちまで押し殺すのか。
この巻では、あるキャラクターが上に書いたような状況に直面します。悩み、苦しみ、そのキャラクターが選んだ道は・・・。
片思いだからこそ美しい愛情もあると思いました。
いよいよ、物語は最終回に向けて動いていますが、本当はずっと終わって欲しくないと感じてしまいます。
いろいろなことがわかったおすすめ度
★★★★★
今まで不明瞭だった森田の言動。
その意味がわかったような気がする。
森田の「お金が好き」っていう言葉。
兄薫に聞かれて
きれいな表情でそう答える森田にとって
「お金」という言葉はイコール「お父さん」なのだと思った。
「お金が好き」イコール「お父さんが好き」
だから父親の会社をつぶした男への復讐に身を投じていたのだと。
(おっと、ネタ明かしすぎ!??)
それから森田が最後にいう言葉
「何か残さなきゃ意味がないなんてそんなのばかげてる!」
(ごめんなさい、はっきり覚えてない。とにかくそんなような発言)
って兄のことを言ってるんじゃないのかな。
そんなことがわかった9巻。
ほかとは違う重みのある9巻でした。
次が楽しみなところです。
行く末は気になりますが・・・
おすすめ度 ★★★☆☆
この巻は賛否両論のようです(賛>否か?)。
行く末が気にはなりますが、個人的には否。
私(♂)はギャグの楽しさ、ほのぼのとした雰囲気が好きだったので
こういう風にはなってほしくなかったです。