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銀色のシーズン スタンダード・エディション

瑛太
おすすめ度:★★★★★
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ジェットコースターのように…
おすすめ度 ★★★★★

美しい雪山(カナダ&八方尾根)を滑り降りる名スキーヤー達の勇壮なシーンと躍動的な音楽に始めからわくわくしたが、この映画は現実性に乏しい普通のエンターテイメント映画ではなかった。


人は誰しも失敗や挫折や不幸を経験して、それをきっかけに自分の弱さと向き合うことになる。立ち直るには愛や信頼や優しさ、そして時間を必要とするが、周囲(親達)は彼らの弱さを受け入れようとしない。理解しようとも、されようともしなくなり、若者はついに孤独になる…

この映画の主人公達はしていることは突拍子もないはた迷惑なことばかりだが、現実にどこにでもいる普通のさまよえる若者達だ。


挫折感から抜け出せない(祐次のような)人は、時として逃避的な日々を送るようになるだろう。
目的が見つけられない(次郎のような)人は、時としてがむしゃらに手近な達成感を求めるようになるだろう。
失敗によって傷ついた(銀のような)人は、時として平然と生きている大人を憎むようになるだろう。
愛を失ってしまった(七海のような)人は、時として心を病んで、異常な行動をとるようになるだろう。


もし自分にそんな経験があればしめたものだ。
   …あるところから突然、主人公達の語られていない言葉や人生が見えてくる。この映画は実は愛と優しさだけで出来ている映画だと思う。そこに気付けば、あとはジェットコースターのようにこの映画が面白くなってくるだろう。


何度でもまた見たくなる映画だ。


   …1回目だけではその醍醐味が味わえないので ≪要注意!≫  







雪猿に憧れる
おすすめ度 ★★★★★

個人的に瑛太が好きというのもあって上映前から楽しみにしてました。実際見てみると展開自体はベタな感じでしたが、それでも充分楽しめました。気軽に何か映画を見たい人に調度良いと思います。
映画は雪山を一気に滑り降りるシーンから始まりますが迫力があり、かなりカッコイイです。久しぶりにスキーに行きたくなりました。



燃える男たちの熱きドラマ
おすすめ度 ★★★★★

冒頭の雪山を滑走するシーンはなかなか盛り上がり、
迫力もありました。温泉や雪山などまるでスキー旅行に
行っている気分で楽しく観ることができました。
もちろん瑛太も玉山も青木らも3人ともかっこよかったです。



雪山に行きたくなる!
おすすめ度 ★★★★★

公開直後に観賞。いやー、雪山に行く前に観てよかった!行きたくなりましたよ。

ストーリーは、寂れたスキー場で「雪山の何でも屋」をする雪猿三人が大暴れ。
彼らに手を焼く温泉宿の従業員たちは、町おこしに掲げた「氷の教会での結婚式」
に熱心に取り組みます。その結婚式を挙げに東京から来た花嫁はスキーの初心者
で、偶然出会った雪猿の一人にコーチを依頼する、というもの。

多すぎて(最後まで見ても)よく分からない伏線が多いので、花嫁七海とコーチ銀の
やりとりを中心に見たほうがよいでしょう。話が進むと明らかになりますが、銀も七海
も過去に傷があり新たに前に進めない面を持っています。しかし、その初心者の七海
が最終的にボーゲンでスロープを降りられるようになった際に一言「下ばかり向いて
ちゃだめですね」。この言葉の後、一気にクライマックスに向かいます。

この二人、主演同士だけど、片や結婚式を控えた花嫁とあって、ラブストーリーに
なりそうでならないもどかしさ(面白さ?)も楽しめます。

また、温泉宿の従業員はどなたも個性的なのですが、結局はサトエリのジャージ
姿と、サトエリの乱闘時の強さにすべてが霞んでしまいました。
雪猿の一人祐治は玉山鉄二が演じていて一押しだったのでもう少し活躍してもらい
たかった。最後のシーンもKYっぷりが目立つ演技にされてるし。次に期待。


さてさて田中麗奈。花嫁七海を演じています。
新品のスキー板を担いで駅を降りるところから始まります。あぁ眉そろえてるなぁ、
とちょっとがっかり。スキーを終えて温泉でくつろぐシーンもあるのですが、むしろ
それより風呂上がりの上気した濡れ髪の浴衣姿にグッときます。湯冷めする勢い
で長時間映してほしかったのですが…このシーンはエンディングでも出でくるので
終わっても席を立ってはいけません。DVDになればメイキングで見れるかなぁ。
あと、笑いの神はいつも通り憑いていて、フェンスに突っ込むところから、練習中に
不自然に転ぶところや、銀がキスをせまるところまで、いつでも笑いが起こります。
あ、銀がキスをせまるところは、銀の仕草で笑いが起きてるのかも。


概要
どんなに製作の段階が大変であろうと、どんなに皆が辛い想いをしようと、観客には関係のない話だ。すべては作品そのものが勝負なのだから。それはわかっているのだが、本作に関してはかなり製作現場に足を運んだこともあり、個人的にその大変さを踏まえつつ観てしまった。この作品の製作時期、温暖化もあってか、笑いたくなるほど雪がなかったのだ。通常ならありえない、雪山なのに雪をスタッフ総出で運ぶ作業。雪さえ降っていれば全く必要のない、その重労働を日々行い、しかもその上で天候によっては撮影がナシになるというとんでもない日々の連続を目のあたりにしていたから、本作でそれが全く感じられない、ちゃんとした雪山になっていたことに、いたく感動してしまったのである。基本的にはゲレンデで好き放題に生きていた3人の若者(バカ者?)が、ひと冬を通して少し成長していく物語であり、青春スキー映画としてはよくできた作品だった。恋愛エピソードはあえて入れ込まなくても良かったのではないかと感じたが、女にはあまりわからない男のいい意味での“バカ”っぷりは恋愛エピソードでもキッチリ出ていたし、『海猿』同様、男の心意気全開の羽住監督らしい演出で最後まで気持ちよく見れる作品になっている。スキーをあまり知らない人でもキチンと楽しめる作りになった映画だ。(横森文)

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