大学生の頃、夢中できいた歌姫おすすめ度
★★★★★
私にとって、西島三重子は大学生時代に夢中になって聴いたあこがれの歌姫だった。
初めて知ったのは、たまたま見た深夜の音楽番組で、このアルバムにも収録されている「あきらめてサンバ」を聴いたときだ。乗りの良い曲が気に入り、もう少し彼女の歌を聴きたいと思い調べると、彼女はワーナーパイオニアからテイチクに移籍し、イメージチェンジを図ろうとしているようだった。
当時、学生だった私は、むしろワーナーパイオニア時代の淡い恋心を歌ったような彼女の曲に惹かれ、ワーナー時代のLPを揃え、毎日のように聞いていた。
社会人になってからは、いつのまにか聴かなくなってしまったが、先日、自分のCDを整理していたら、ワーナー時代のベストCDが出てきて、懐かしく思い、ためしにグーグルで検索したら、彼女のホームページが見つかり、依然、現役として活動していることを知った。そこで、このベストCDがあることを知り、早速注文した。
テイチク時代の歌を中心に、デビューから最新の歌まで33曲を彼女自身が選んだものとのこと。2枚目は、ほとんど初めて聴く曲ばかりだったが、どれも初めてという気がしない西島三重子の世界だった。
おそらく彼女のファン層の中心であったと思われる40代~50代の癒しの歌姫としてふたたび脚光を浴びる日が来るのではないだろうか。
素敵ですおすすめ度
★★★★★
その昔・・・
「銀座NOW!」という番組があった頃、
西島三重子が歌っているのを、テレビで聞いた。
確か「のんだくれ」と「池上線」と何かと、
合計3曲を歌ったのを憶えているが、
当時、まだ私は小学生。
田舎街の小学生が西島三重子の歌を理解するには、
少し時間が早すぎた。
しかし、時がたち95年に、
ワーナーから出た、企画物のオムニバスで、
眠っていた思いは、完全に呼び起こされた。
池上線を聞いたとき、なんて素敵な情景と
曲のフレーズなんだろうと、感銘を受けた。
それから、いくつかのベストアルバムを手に入れて、
この2枚組のCDを手に入れたとき、
そして聴いたとき・・・
それは、ほんとにほんとに素敵な時間を
手に入れたような気持ちになった。
いつでも手元で聴いていたいCDが増えた気がして、
とても嬉しかった。
今現在も、現役で活躍中の西島三重子だが、
昨今の作品も、なかなか良いので、
ぜひ手にいれてみたい。
東京というところおすすめ度
★★★★☆
エアーチェックをしながらの地方での学生寮生活で、東京での学生たち・東京の若者たちのそこはかとない香りを、東京への憧憬を感じさせてくれた当時を思い起こさせる、西島流言葉紡ぎ”呪文”でした。
あの頃と、言える世代は40代以上でしょうが、”学生が学生であって、東京が東京であった最後の時代”かと。
TWIN VERY BEST COLLECTION~Spell(呪文)~
おすすめ度 ★★★★★
ok