渡瀬快進撃。 おすすめ度 ★★★★★
70年代後半から80年代前半の渡瀬氏の大活躍はすごいものがありました。この映画はかっこいい渡瀬氏が見られるのでお気にいりです。
概要
殺人犯の汚名を着せられた仁科(渡瀬恒彦)が逃亡の旅を続けながら、自らの過去も含めてすべての真実と対峙していく。 西村寿行の同名小説を原作に、アクション演出に定評のある長谷部安春監督がメガホンをとった角川映画らしいハードボイルド・アクション映画。西村小説は映画化に不適というジンクス通り、ここでも主人公が南へ北へと日本中を駆け巡るにあわせて、奇抜な設定が次々と登場するが、ゴリオシの手腕とスケール感で観客を飽きさせないものに仕上がっているのは、さすが角川映画の貫禄というべきか。丸山昇一・脚本によるキザな台詞の連発も不思議と違和感はないのは、世界観の確立にとりあえずは成功しているからだろう。しばたはつみの歌う主題歌も、作品のアダルトな雰囲気を高める効果を醸し出している。(的田也寸志)
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