・・・いまいちだったなぁおすすめ度
★★★☆☆
主人公は自転車に乗ってからまだ数ヶ月、スプリンターという脚質でもそんなに筋肉があるようには思えない。本作ではライバル達と死闘を繰り広げられるが、正直主人公は完璧すぎる。肉体的に関していえばまさに北原を超えた自転車に乗るために生まれてきたようなもの。
私が望む最終話としては、死ぬほど頑張ったけど負けてしまった・・・といった方がよかった。あれほど駄目駄目な主人公が短期間であそこまで化けると、もはや現実的ではない。最終話まではおもしろかったのに・・・やはり最初のレースが一番おもしろくて盛り上がったなぁ。
キャプテン翼好きは、楽しめるのでは?
おすすめ度 ★★★★☆
実は、ストーリー展開が好きではありません。しかし私は、全巻を多分初版で買ってしまいました。それほどに、私をひきつけてやまなかった作品です。
まず、何かが好きじゃないかというと、後つけ後つけ(に見える)のキャラ設定です。あまり強い設定じゃなかったキャラが、本番になって実は……、隠し持っていた能力を発揮!!みたいな。
著者の安田剛士さんとしては、初めから設定していたのかもしれませんが、やたら「実はコイツのほうが最強だった」「実はアイツのお父さんは」「実は」「実は」「実はーー!!」と重ねられると、勘弁してよー。となります。
しかし実は! そこに期待している私もいるのです。今度は、どんな「実は」を出してくるんだこの漫画は!?と。
この、後つけの「実は」「実は」でストーリーを展開させるスポーツ漫画の代表が『キャプテン翼』シリーズ。あっちも、もうやめてよその展開、と思いながらも、今度はどんなアラワザを出してくるかと、期待して見てしまいます。
私の中では、そんな漫画です『Over Drive』。なので星5つとはいきませんが、星4つで。
結局のところ、全巻楽しませていただきました! 安田剛士さんの次回作にも期待しています。