オバカチックな手軽さで萌えを振りまく、オチャメなキャラたちを愛でる本。
おすすめ度 ★★★★☆
★４の下すべり込み。
女性２名のユニット作家な著者の２冊目。
巻頭カラー４頁含む、青年と天然ボケな吸血鬼娘のオバカチックなラブドラマ『HONEY FANG』。
寅年の絵馬から出てきた神様娘が修行の旅の前に、青年と燃え上がるラブエロ『エマにお願い』は全３話＋巻末オマケ２頁で、２話では別キャラのみに振っちゃったから、中編としては中途半端な構成。
どからどう視ても隣家の幼馴染みな娘が、手を替え品を替え成りきりレイヤーモードで青年宅の窓から颯爽と現れるオバカ系『マジカル☆ティーチャー』および『マジカル☆ハロウィン』＋巻末オマケ４頁の『マジカル☆ナース』。
くノ一と師匠ののオバカなエロ修行『お色気忍法帳』。
青年の、お隣さんなステキな女性が、実は憧れのエロ漫画家だったという、漫画チックなラブドラマ『スペシャルなお隣さん』。
刺激が欲しい青年に、夜道でいきなりお気軽に出現する、お手軽野良猫系娘の、お気楽ラブドラマ『あまえんぼう』。
ほか、カバー内に作品解説とゲストイラスト有り。
１冊目『ぷにぷに』は未購入なため既刊との比較は出来ませんがご容赦を。
表情に多彩さはまだ無いし、ありがちなエロゲ系のキャラデでオリジナリティーはもう一歩だけど、方向性が萌え一色に塗り込められてるのが買い。
脳天気と言ってよいくらい安易な漫画展開と、オバカチックに味付けされた作風が、肌に合いそうもない方なら買い控えが吉。
オバカ風味が作品として活かされて、充分ステキに傑作なのが『HONEY FANG』。
あまりにもエロ漫画的な安易展開だけど、『スペシャルなお隣さん』もステキな出来。
味付けで作品に深みが出てきそうなのは３冊目以降かもだけど、これでもかと振りまかれる萌え心で、水準一歩手前のエロ描写でも美味しく仕上がった一冊。
安易展開許容な、萌えエロファンな方へのお薦め。
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