多くの人に見てもらいたい映画です。おすすめ度
★★★★★
壮大な自然の中で描かれる素敵なヒューマンドラマです。
その大自然はまさに圧巻の一言です。そこにいるインディアン
のスー族も、本物を見たこともないのに、これが本物なんじゃ
ないのかというくらい、いきいきと描かれています。
主人公の白人のアメリカ人がスー族と出会い、交流を深めながら
しだいにその生き方にひかれていきますが、主人公の心境の変化
がとても丁寧に描かれているので、見ている自分もスー族の生き
方にひかれてしまうようでした。
もう一つ感じたのは、この映画の中で描かれているインディアン
を侵略していく白人も、現在のアメリカも、あまり変わっていな
いのではないかということです。主人公とスー族のようにお互い
に相手を理解しあう気持ちが大切なのではないかと思います。
それは現在のアメリカにも当てはまるような気がしました。
話のスジはいまいちだけど、人間描写と映像的にいいっす。おすすめ度
★★★★★
なんか話のスジが「ラスト・サムライ」みたいだなーと思ってしまいました。って、みる順番が逆だけど。てゆーか、「ラスト・サムライ」がダンス・ウィズ・ウルブスをマネしたのか?
オオカミのくせにいつもヘナヘナしてて弱っちいtwo socksが好きです★
あと、メイキング映像でのケビン・コスナーがイイ人っぽくてホレそうだった!
アメリカ映画の良心おすすめ度
★★★★★
映画封切りの時に、あの辛口の朝日新聞の天声人語で「美しい映画、いつまでも見ていたい映画」と評された名作。この映画を作った時のコスナーは本当に神がかり的な輝きを持っていたと思う。冒頭の南北戦争でのエピソード、バッファロー狩り、エンディングのシークエンス、全てに間然とすることのない。名作とはこのような映画を言うのではないか。「西部劇」と馬鹿にすることなかれ。末尾で、インディアンの仲間と別れて山奥深く入っていくシーンは本当に胸に迫るものがあります。
生きる人々に敬意を込めた作品おすすめ度
★★★★★
せっかくこの作品を鑑賞するなら、こちらの4時間バージョンを観るべきだろう。このように淡々と、厳しい現実を見つめながら、優しく美しい映画、生きる人々に敬意を込めた作品を、ハリウッドでも作ることがあるのだということに、感動した。当初、この映画の脚本はヴィゴ・モーテンセンをイメージして書き下ろされたそうだが、私財を投じてこの映画を作り上げたケヴィン・コスナーに敬意を表したい。
現代社会
おすすめ度 ★★★★★
4時間と言うとても長い映画ですが、見るのがだるくなるようなシーンはひとつもありません。アメリカの先住民スー族の視点で人間のありかたや、現代社会のありかたについて考えさせられます。とてもいい映画です。見てみてください。
概要
人気スター、ケヴィン・コスナーの第1回監督主演作品で、アカデミー賞作品、監督、脚本、音楽賞など7部門を制覇、またベルリン映画祭でも銀熊賞を受賞したスペクタクル西部史劇。
南北戦争で英雄となった北軍中尉ジョン(K・コスナー)は、戦後フロンティアを夢見てダコタ最西部の砦に赴任し、ネイティヴ・アメリカンのスー族と親しくなり、やがて彼らから「狼と踊る男」と称されるようになる…。
白人側からではなく、あくまでもネイティヴの側からアメリカ史を見つめつつ、西部劇ならではの景観とスペクタクル性を同居させた、堂々たる一大エンタテインメント大作に仕上がっているのは、やはり映画人コスナーの真摯な姿勢ゆえだろう。スー族の「蹴る鳥」に扮したグレアム・グリーンが素晴らしい演技を見せる。(的田也寸志)