一種のヒーロー像 おすすめ度 ★★★★☆
一人のプレデターが多数のエイリアンを倒していく様がかっこいい!プレデターは人間も排除の対象だけれどそんなプレデターは完全ではない一種のヒーロー像になってると思う。
前作はエイリアンとプレデターの戦いに人間が巻き込まれるかたちだったけれど今回は逃げ惑う人間たちにもドラマがあってよかった。一児の母や保安官、一人の美女に想いを寄せる青年とその兄。そして途中で町の中心に向かうか病院に向かうかの選択肢を迫られ二手に分かれるところは戦争映画のような印象も受けた。戦場も様々で森や町、下水道に病院といろいろ趣向をこらしてる。
ひとつ不満を言えば画面が暗くて何が起こっているかわからないシーンが多々あったことです。
概要
2004年の『エイリアンズVS.プレデター』は、流血と銃撃戦のどちらも物足りなかったと思う人に朗報だ。『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』はどちらのカテゴリーもぐっと改良され、タイトルに登場する地球外生物の間で大いなる争いが炸裂する。21世紀に設定された(すべての『エイリアン』映画以前の物語)『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』では、制御不能となったプレデターの宇宙船が、コロラド州の小さな町に墜落する。地元の人々には知る由もないが、この宇宙船にはH・R・ギーガーがデザインした昆虫型のモンスターが搭載されており、すぐさまほとんどの住民に寄生していく。人間のキャストは徐々に減っていき少数の(記憶する価値はないかもしれないが)人が残るだけとなる。プレデターの戦士も送り込まれてさらに話は複雑となり、エイリアンたちだけでなく、獰猛なエイリアンとプレデターのハイブリット(SFとホラーのメディアからはプレデリアンと呼ばれる)との戦いが勃発する。視覚効果デザインとミュージック・ビデオの第一人者、ストラウス兄弟(長篇映画の監督は本作品が初)が全編を通じて激しいアクションを投入しているが、これは賢い。セリフとキャラクターがとにかく薄っぺらだからだ。だが、この点は十代の少年が見るぶんにはたいした問題ではないはずで、本作品の中心となる視聴者は明らかにこうした層である。そうは言っても『エイリアン』シリーズのファンも、ラストではあっと驚くはずだ。シリーズの伝説が登場しており、これだけが唯一の救いである。(Paul Gaita, Amazon.com)
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