名作おすすめ度
★★★★★
泣けるわ、このドラマはさ。特に第5話の誠が家出して、親父と母親の墓の前で抱き合う
シーンは涙ちょちょ切れになるよ、ほんと。
野島伸司作品らしいセンセーショナルな内容で放送当時は、もの凄い反響があったが
今みかえしてみても衝撃は全然色褪せないね。とにかく登場人物の多種さに驚く訳だが
これも現代社会の抱える闇をあわらしてるだけであって、みんな仮面をかぶって、どう
にか生きてるわけだということがよくわかる。そしてほんの些細な弱みで何かが狂っていく・・・。
最後まで救われないかな、と思わせといての最終回がまた泣けるよ、うん。
救いようの無い展開からわずかな希望を見出すドラマおすすめ度
★★★★☆
このドラマは近年のドラマには無い、どうしようもないくらい残酷で救いの無い展開がひたすら続く。妥協が無いからこそ見ている側はとことん痛く、とことん嫌悪感を抱き、とことんいじめについて考える。
このドラマは古く、一部現代のイジメの形とは違うかもしれないが、いじめのしくみ、いじめられている者が求めるもの、自殺した後に残された者に続くそれぞれの感情が分かり易く描かれているところが素晴らしい。
個人的にはいじめている側よりも、いじめられている人に見てもらいたい。自殺したところでこのドラマのように追い込んだ側は自分の保身だけにしか興味がなく、本当の意味での改心などしないのだから。でも、絶対に裏切らない大切な存在にも気づかせてくれる。
今じゃ放送できないドラマおすすめ度
★★★★★
中学校内でのいじめとその少年の自殺。さらに父親の復讐を描いた過激なドラマです。とにかく陰湿で悪質ないじめ。教師までもがいじめにかかわる始末。それに気づかない担任の先生や親たち。
最初のほうは見ていてかなりフラストレーションがたまると思います。後半から父親がいじめていた奴らに復讐するため動き出します。いじめグループも徐々に追い詰められややフラストレーションは解消されますが、でも、結局いじめを反省した奴っていじめグループの中のたった一人だけ。それ以外は何とも思っていないのかもしれません。ラストシーンはよかったと思うけど少々もやもやが残ると思います。でも、それが今の現実なんだということを野島伸二は言いたかったのかもしれません。
いじめの内容は相当過激で、今では絶対放送できないドラマですが、苦情が殺到することを覚悟で放送してほしいです。こんな時代だからこそ放送すべきな気がします。
虐めのシーンが嫌な人は見ない方が良いかもしれません。おすすめ度
★★★☆☆
もうかれこれ13年前くらいの作品で、虐めがエスカレートしてた時代で仕方ないとは言え、「虐めや暴力的・復讐的なシーンが見たくないと思っている」人にはこの作品は見ない方が良いですね。まあ違った見方で言えば、逆に「虐めとの戦い」をベースに描いた部分は良かったと思う。意見が分裂の可能性も高い為、評価は3にさせて頂きます。
余談にはなりますが、虐め・暴力は現実でもありますが(と言っても今は、大分マシにはなったかな)、現実でも自分がされて嫌なことは人にもしないようにしましょう。自分がしたことは何倍にもなって跳ね返ってきます!!思いやりのある人が少しでも多くなっていくよう切に願います。「誰も憎しみ合うことなく皆が笑い合える世界になって欲しい」と思ったくらいですから!!
名作中の名作!
おすすめ度 ★★★★★
放映当初は過激なイジメの描写により非難を浴び視聴率も低迷したが父の復讐劇から驚異的な視聴率を記録した野島作品の話題作。
誠(堂本剛)のまっすぐすぎる正義感が仇となりクラスメイトからの陰湿なイジメにあうが泣き言ひとつ言わない誠の姿に涙する。
そんな誠のSOSに気付かなかった父(赤井英和)の苦悩。復讐のために殺人まで犯してしまうのは心情的には理解できる。
決して復讐には賛同できないがイジメが社会問題になっている今だからこそ、たくさんの人にもう一度観てもらいたい作品である。
残念な点はルカ(堂本光一)のその後の描写が無いことと権利の関係で主題歌のサイモン&ガーファンクルがカットされた事ぐらいですがそんな事も忘れるくらい夢中で観られるドラマです。
概要
1994年にTBS系列で放送され、そのセンセーショナルな内容が話題となった野島伸司脚本のTVドラマ。名門の高校へ優秀な成績で編入することになった極めて純粋で真面目な少年・大場誠(堂本剛)。新任教員の森田千尋(桜井幸子)が担任を務めるクラスに入ることになったが、彼はそこで世間のさまざまな暗部を目の当たりにすることとなる。
いじめ問題や小動物への残虐行為、教師同士の反目や成績優秀な生徒(堂本光一)の教師への偏愛、義母との確執に父の不倫といった、善人の仮面を被った醜い内面がこれでもかというくらいに畳みかけられ、野島お得意のヒリヒリする不穏な空気がたまらない作品。(田中 元)