新しい自分のBIRTHDAYおすすめ度
★★★☆☆
映画「皆月」が最低だったのに対し、この作品は中年に差し掛かるキャリアウーマンの悲哀を実に上手く描いている。
主演の吉本多香美も生き生きと演技をしていて、とても好感がもてる。
ある日人間ドッグからの診察申し込み書に「35歳を向かえる云々・・」という文書を見て、今の自分に嫌気が差しコールガールに身を窶し、昼はOL夜はホテトル嬢の2重生活を送る。
その内、本当の自分を見出し前向きに生きる希望を持つ・・・・
ざっとであるが大筋はこんなストーリ。
吉本のSEXシーンも大いに楽しめる。
最後の客に少々怖い目に会うけど、これがきっかけに自分を見つめ直すことが出来たのだから、災い転じてというところか・・・
この作品の吉本は実に暗〜いキャラ。
もっと彼女の明るい笑顔が見たかった。
結構いい雰囲気です
おすすめ度 ★★★★☆
昼はキャリアOL、夜はフーゾク嬢として働く女性の話。別に桐野夏生のようなそれこそ「グロテスク」な展開があるわけじゃないが、店舗型ではなく派遣型のデリヘルだから、最後はちょっとひどい目にあってしまう。表向きは美容院のスタイリッシュな風俗業者で、実際ああした営業形態はあるのだろうか。吉本演ずる主人公はどうやら「ファザコン」で、彼女の風俗嬢としての男性遍歴は、父親との記憶を追体験する行為ということのようだ。短いがうまく纏めてある。