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上海ルージュ

チャン・イーモウ
おすすめ度:★★★★★
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普通に超名作。
おすすめ度 ★★★★★

伝わる時代背景、監督の真骨頂でもある映像美・・・・・・

日本と言う国って・・・・公開前

どうしても【タイタニック】や【パールハーバー】のような大衆ウケしそうな派手なモン

だけを大々的に宣伝する。

だから普通の映画ファンには【LOVERS】や【HERO】しか伝わらない。

本作と同監督の【活きる】などを観た方なら少しは理解してくれる?と思うが、ここの主演【コン・リー】

という女優。この人の映画観てしまったらN・キッドマンやM・ライアン他、米女優など

役者のうちに入らんわ。

コン・リーを観てると俺の大好きなデ・ニーロやパチーノ並みの凄みを感じる。

出演作全てを観たくなる、観る価値のある存在。


それにしても・・・・・・こういう映画なら何時間でも観ていたい。

全く別モンですが、華やかに始まり切なく終わった【ラストエンペラー】の素晴らしさに

近い(俺の中ではですが)。



素晴しい作品
おすすめ度 ★★★★★

チャン・イーモウ監督がコン・リーを使った映画は
必ず見ています。
上海ルージュはその時代のバックボーンなどが
ちゃんと計算、構成されていて素晴しい画像で
見る人感動させてくれます。



チャン・イーモウはスゲぇ!
おすすめ度 ★★★★★

出だしは結構お決まりの華やかなギャング映画という感じで、どこの世界でも同じなんでしょうか、裏社会の華やかさと酷悪さみたいのを結構トントンとしんしんと描いてて、「絵がキレイだなぁ」ぐらいの印象だったのだが、物語が架橋に差し掛かり、ファミリーが孤島に一時避難したぐらいから、次第に前半のガチャガチャした感じを一掃し、やたら幻想的な静寂が映画を彩り始め、と同時に不吉な展開へと刻一刻と近づいていく、これは典型的なギャング映画といえば、そうですが、まだこんなにギャング映画に可能性があったとは!とすごいアッパレ。

言葉で説明してしまえば、大したラストではないだが、あのチャン・イーモウの演出ね。なんとも奇妙な後味の悪さと、意外さへの驚き。ある意味では「ソナチネ」とか彷彿させるような奇妙なギャング映画。まさにあんな感じで、なんとも煮え切らない妖艶さはブニュエルの映画と比較しても、引けを取らない。

この映画は「黄色」と「青」がやたらに強烈に強調されていて、ワイワイ賑やかなシーンでは眩しいほどの金色で、シットリ静かなシーン、意味深なシーンはバイオレットと青の中間色がミニマルアートみたいに膨張し、あの不吉かつ意外な物語をさらに独特の味に彩っている。

そして何とも言えないのが、俳優たちの演技。「誰も知らない」の柳楽くんみたいな感じの主人公に(ホント不陰気ソックリだぜ)、それを囲む実に確信犯的な大人たち(「至福のとき」にも出演していた俳優が何人か出てたし)。そしてこれもチャン・イーモウ監督の独特の世界観なのが、小さな女の子の描き方である。普通に可愛くて良い子をトコトン美しく撮らせたら右に出る者はいないね。

いろいろ書いたが、これは奇妙かつ静かに強烈な映画だった。



コンリーが美しい!
おすすめ度 ★★★★☆

最近、きれいなお母さんなどでもすばらしい演技を
披露しているコンリー。
この映画では美しく傲慢なマフィアの愛人の役を
本当に美しく演じてます。
一人の少年との出会いで少しずつ心ほぐれ、
本当の姿を出し始めた彼女を待っていたのは
悲しくもはかない悲劇だった・・。

いい作品です。大好きな作品のひとつ。


際立つコントラスト
おすすめ度 ★★★★☆

1930年代の上海のモダンレトロな街並みと逃亡した島の美しい自然とのコントラスト。
コン・リー演じる歌姫のあでやかさと心の孤独。
最初はマフィアにくっついた性悪女そのもののわがままっぷりですが
島に移ったあとは、少しずつ心がほぐれ、元田舎娘の素顔が現れ始めます。
コン・リーがふとみせる優しい表情はがその美しさもあいまってとても魅力的でした。
マフィアものですが、ドンパチは最小限で静かな物語。
豪華絢爛、あでやかな色の上海でのシーンと、草原が広がる静かな島でのシーンの動と静。
光と影。生と死。優しさと冷酷さ。信頼と裏切り。
さまざまなコントラストが印象的な、心に残る大人のマフィア映画。


概要
1930年代の上海、シュイション少年(リー・パオティエン)はマフィアの顔役タンに雇われて彼の愛人である歌姫チンパオ(コン・リー)の召し使いを務めることに。しかしチンパオはタンの部下ソンとも密かに関係を持っていた…。
中国映画界の名匠チャン・イーモウ監督が、暗黒街を舞台に人間の欲望や裏切り、愛などを情熱的に描いた作品で、カンヌ国際映画祭高等技術賞受賞。少年の純粋な目から捉えた暗黒街のドス黒さが、イーモウ監督ならではの極彩色の美学として描出されている。なお本作以降イーモウ監督独自の狂おしいほどに毒々しくもエネルギッシュなタッチは影を潜め、逆に『あの子を探して』『初恋のきた道』など淡々とした人間讃歌の味わいが魅力的に醸し出されていくことになる。(的田也寸志)

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