私のMuse体験はBlack Holes and Revelations からなのですが、遡ってこれを聞いても,全然違和感ないですね。全くのMuseの音楽です.これがデビューかと思うくらい、最初からはっきりとMuseしています。一聴してMuseだとわかります。ただ、ヴォーカルにはまだずっと若さがあるようです。甘いといったらいいかな?もちろん、Museらしい音の洪水も既に感じさせますが、ずっとではないのであまり重たく感じないですね。まだ、色々なことを試し始めているのかな、といった印象も受けます。例えばレトロな雰囲気のスローバラードに彼ららしい音を重ねているとか・・・個人的に印象的なのはFalling Downです。これ、音的には単純なラヴロマンスの歌かなと思いきや、意外と悲しい内容の歌詞をロマンティックに歌っているので、一筋縄ではいかないと改めて思いました。例えれば、何気ない普通の景色の中に残酷な場面を発見してしまった時の衝撃といったら大袈裟でしょうか。
MUSEに出会えて本当によかった…!おすすめ度
★★★★★
2007年の来日コンサートに行った時にこのアルバムを買いました。
現在4枚リリースされているうち最後に入手したアルバムです。
デビューアルバムだけあってか音源は最もシンプルで透明感があります。
バラード寄りなエモーショナルロックが多くを占めています。
何より驚いたのは「UNINTENDED」という曲です。
アコースティックギターとドラムで表現された
後ではレアなシンプル・バラードです。
4thアルバム収録の「SOLDIER'S POEM」の
出来上がった渋くて色っぽい歌唱と違い
マット君の声に’あどけなさ’と’愛らしさ’があるんです(笑)。
歌詞も飾り気ない「一人の…愛する人にささげる詩」。
死ぬまでに一回は絶対聞いて欲しいくらいの歌です。
私はこの曲に会えて音楽とMUSEにの存在に感謝しました。
余談ですがサビの部分で韓流ドラマを思い出しました(=それくらい切ない)。
ついでいうと「UNO」は社交ダンスを踊りたくなりました(笑)。
どうしてトリじゃなかったんだ!おすすめ度
★★★★★
デビュー作とは思えない完成度の高さに圧倒される。
楽曲のクオリティ、演奏の上手さ、圧巻のアレンジ、
その後モンスター化していくバンドの
片鱗がはやくも随所に垣間見られる。
「サンバーン」、「マッスル・ミュージアム」の頭2曲で
いきなりの衝撃。その後も捨て曲は一切なし。
とにかくこのバンドの魅力はなんと言ってもライブ。
スリーピースとは思えない怒涛の音の塊にノックアウトされる。
僕は過去5回彼らのライブを体験したが、
やはり日が落ちた野外フェスで最高に映えるバンドである。
サー・ポール、ギャラガーズとともにグラストンベリーで
堂々とヘッドライナーを努め、結果最も素晴らしい
パフォーマンスを見せた。
メタラーからUKロック好き女子にまで幅広く愛される
貴重な存在。
ネガティブ
おすすめ度 ★★★★★
最高にネガティブな音楽。だが、聞き終わった後のこの衝動はなんだろう。
自分は最近のパンクを毛嫌いしているのだが、このアルバムは全く正反対の場所にいると思う。
真っ暗な広い部屋の隅っこで、ヘッドホンで、爆音で、聞きたい音楽です。
評価は文句なしの星5つ。