サイレント最高おすすめ度
★★★★★
「チート」と言えばサイレント映画の名作中の名作なのだが 音楽が非常に美しいです
僕ですら知っているシーンや音楽が結構出てきたし 言葉はないけど十分に楽しめます
ストーリーも解りやすいし 本作で記念すべきデビューを飾った名優「早川雪州」の演技も良かったです
この映画は300万円を超えるヒット作となったようです グロイ描写はありますけど十分楽しめる映画だと思います
早川雪洲おすすめ度
★★★★★
早川雪洲は今に至るまで、史上最大の日本人スターである。「戦場にかける橋」のイメージしかない人の方が多いが、1910年代にはチャップリンと人気を二分し、現在の換算で年間40億円を得ていた日本人俳優は二人といない。その雪洲の出世作がこの作品である。後に大監督となるセシル・B・デミルもこのころは駆け出しであり、NYCのブロードウェイで芽が出ず、仕方なく西海岸に映画会社を興した直後の作品である。配給はパラマウントなる新興の関連会社に委託して作った本作は、雪洲のあまりにカッコよいバッドガイ振りに全米が熱狂、アメリカではヒットしなかった、などと書く歴史本もあるが、事実は300万ドルの興収を挙げて、パラマウントも今につながる大映画会社に発展した。しばらくはパラマウントの最高興収の記録となっていたはずである。雪洲とデミルはこれが縁で、かなりのコンビ作を作っている。ルドルフ・ヴァレンチノもハンフリー・ボガートも雪洲に憧れて映画界入りをした。ボガートは戦後「東京ジョー」に雪洲を招き、念願の共演を果たしたのだという。三船も世界に知られた大俳優だが、雪洲はレベルが一段違う。今でいうトム・クルーズやディカプリオレベルのスターであった。NYCのブロードウェイでも主役を張り(日本人ではあとはソノ・オーサトくらいではないだろうか)、ハリウッドに自身のスタジオを持って、フランスやイギリス、はてはナチスドイツにまで招かれて映画主演した日本人はいない。もっと今の俳優も雪洲を知るべきである。
早川雪洲の出世作
おすすめ度 ★★★★☆
日本人初のハリウッドスターで、最もセクシーな男と言われた早川雪洲
の出世作。雪州が白人女性の肌に焼き印を押すシーンが印象に残る。けどこのシーンは日本人をよく描いていないと非難されたが、そう言われても仕方ないかも。DVD化してくれたのは嬉しいが、1915年版も収録してほしかった。なので星4つ。