濃くはないが、マイルドな味おすすめ度
★★★★★
モーツアルト15歳の作品。イタリア旅行の成果と言われるが、それどころでないでき。
時代をさかのぼって聞くと、退屈に聞こえなくもないが、モンテヴェルディか少しさがってヘンデル、スカルラッティあたりから聞くと、完璧に時代の音楽を理解し、そこに若い個性を盛り込んでいるのが聴ける。
モーツアルトのひとつのピークはこの頃から作られてゆき、ヴァイオリン協奏曲あたりで若々しいモーツアルトのピークになるんじゃないかと思う。
円熟期のモーツアルトとはちがう空を翔るような音楽。
演奏は、マイケル・チャンス以外知らないが、澄みわたった良い音楽。