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機動戦士ガンダム00 7

水島精二
おすすめ度:★★★★★
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二期が楽しみ
おすすめ度 ★★★★★

TVアニメのDVDを買ったのは初めてですが、面白かったです。
本編は仲間がどんどん死んでいき暗い展開ですが、戦闘は白熱していて面白いです。

特典のオーディオコメンタリーはマイスター4人の声優と監督でした。
最終話を見ながらみんなで裏話交えつつ雑談(笑)しているのですが、視聴者のように好きな場面を語ったり撃たれてみんなで悔しがったりと、本当にこの作品が好きで楽しんでいることが伝わって凄く好感が持てました。
地声で喋りまくっているので誰が誰だかわからないことがありましたが(笑)

二期は作り始めているそうなのでとても楽しみです。



初めてアニメのDVDを買いました
おすすめ度 ★★★★★

 昔こそ、それなりにアニメを楽しんで子供だった私も、
 小学校高学年以降は他に楽しみを見つけたこともありアニメとは疎遠に…。
 そんな私が、偶然テレビ放映を観、映像の美しさに驚愕したのがこの「ガンダム00」。
 他のアニメのことや声優さんのことなど全く詳しくない私ですので、
 あくまで映像作品の一つとしてこの「機動戦士00 7」を評価しました。

 とにかく深い!!そしておもしろい!!
 アニメなんてオタクの人達が観るイメージで敬遠していたのですが、
 この作品で価値観が180°変わりました。
 全体的に評価が低いらしい前半部分も、
 世界観を土台からしっかりと構築していくその堅実な作品構成に、
 個人的には好感すら抱きました。
 そして15話以降の怒涛の展開で完全に物語の虜に!!
 生まれて初めてアニメのDVDを購入するハメになってしまいました(笑)
 特にこの巻に納められた23話〜25話では、感情の揺さぶられ方が半端じゃありませんので要注意。
 
 下の方のレビューにもありましたが、
 オーディオコメンタリーでのグラハムのけなされっぷりが私も残念でした(汗)
 個人的にお気に入りのキャラだったので…。
 まぁ、彼という存在はネタにされてこそより一層その存在感を増すようなので
 (数々の名言(迷言??)とかドラマCDでの扱われ方とか)、
 二期でも日本のアニメ史にその名を刻まれるような濃いキャラとして、
 自身の【グラハム・エーカー道】を驀進していって欲しいと思いますvv
 
 
 
 
 



オーディオコメンタリーが・・・
おすすめ度 ★★★★☆

二期に向かって散っていく(?)マイスター達が格好良いです(^^)/
内容もわかりやすく、絵も綺麗なので見応えがありました。
特典のCBキャラもとても可愛かったです。
ただ、25話コメンタリーの某声優さんのグラハム批判が悲しいです・・
ファンが沢山聞いているのですから、あんまりひどいこと言わないでほしいなー。
で、★4つ!



ここで一度「終わった」彼らの物語がまた始まろうとしている。二期制の一期の幕引きとしては見事という他ない。
おすすめ度 ★★★★★

23話〜最終話の三話を収めたDVD第7巻。正に怒濤の盛り上がり。昔の必殺シリーズ的なバッドエンドなのだが、これは明確に「破壊による再生」をテーマに挙げ、一期のラストで「破壊」のフェーズが終了、二期では「再生」が描かれるというコンセプトの勝利だと思う。だから、最終回のEDとして前半のOP曲が再度流れたことの意味は大きい。つまり「まだだ。まだ終わらんよ。(by クアトロ・バジーナ)」ということ。

23話でロックオンが、それまでのリーダー的な役割や周りへの気遣いよりも私的な復讐心を優先させて命を落としたことについて。個人的に、それまで「頼れる中間管理職」だがどこか「出来杉くん」的な存在に感じられていた彼が、初めて人間らしく思えた。うん、刹那に託すべきものは託して、ティエリアに進むべき道を示した上で死んでいったのだから、充分に役割を全うしたと思う(アレルヤさんに対しては…、彼の背負っている業は他人が何とかしてあげられる性質のものではないから。ただ、後述するように彼の死こそが最大のヒントにはなったと思う)。

それを受けて刹那は「生きて存在を示してこそ世界を変えることが出来る」と、あくまでも初心を忘れずブレない主人公モードに。ティエリアは…、完全に冷静さを失って「後追い心中モード」に。で、よりによってコーラサワーと相打ち。かなり情けない。でも、そのことで逆に一番人間臭いキャラになったと思う。つまりは、(おそらく)人間という種を理解するためにヴェーダの生体端末として作られた存在である彼(?)が、もっとも人間的な感情である「愛」を知ったことによって「弱くて脆い不安定な存在」になってしまうという…。「ピノキオは人間になりました、でもそこから彼の苦しみが始まるのです」みたいな。二期では「ロックオンの元に行けなかった」、つまり死ぬことで楽になろうとしたがそれに失敗した彼にとっての「生きる意味」が問われることになる。非常に楽しみ。

最後にアレルヤさんだが…。彼の苦しみは「世界を変えたい」からCBに入ったのではなく、単に「戦うことしか出来ないから」という消極的な理由でガンダムマイスターになってしまったことから始まっている。そこに彼の主体性を見出せる訳もなく、「何故僕は戦うの?」と問うても誰もそれに答えてはくれないという…(ハレルヤは「人殺しが好きだから」と答えるだろうが…、それを認めたらアレルヤさんは終わってしまう)。

彼の場合は、ある時点まで「死ぬ気満々」だったのが、「ロックオンが代わりに死んでくれた」おかげで逆に「あれ?こんな死に方ってアリ?」と考えるきっかけになったのだと思う。つまり、彼は自身の生が無数の屍の上に成り立っているのをよく分かっていて(11話『アレルヤ』参照)、そのことへの嫌悪から「生きる」ことへの戸惑いがあったのだが、最後の最後で「それだけ深い業を背負っているからこそ、自分は無駄に死んではならない」と悟ったのだと思う。つまり、個人の意思やエゴを越えた部分での「天命」や「神の意志」に気付くために彼はガンダムに乗っていたのではないか、と。

ここまで書いてきて思った。おそらくこの『ガンダム00』という作品の本質的なテーマは、「人間とは愚かで不完全で過ちを犯す存在だが、それでもその『生』には意味があるはずだ」ということなんじゃないか、と。とにかく10月から二期が始まるのが本当に待ち遠しい。一度完全に「終わった」彼らが、再び自らの「生」を取り戻す物語が間もなく始まろうとしている。個人的には、「断たれてしまった絆の再生」の可能性をそこに重ね見つつ。


概要
『鋼の錬金術師』の水島精二監督による、『機動戦士ガンダム』シリーズTV放映第12作のDVD第7弾最終巻。♯23「世界を止めて」♯24「終わりなき詩」♯25(最終回)「刹那」の3話収録。3国家統合軍によるソレスタルビーイング殲滅最終決戦。敵味方ともに多大な犠牲を出しながら、その果てに見出されるものとは? 正直、シリーズの出だしでは見る側の感情移入を拒否するかのような状況描写の多さに困惑したものの、刹那(宮野真守)の「俺はガンダムになる」という言葉が放たれた瞬間から、本作は新たなガンダムとしての道を突き進み、それは見事に達せられたと思う。各キャラの魅力も回を追う毎に敵味方を問わず深みを増し始めていき、戦争根絶のための争いという矛盾に満ちたテーマ性を色濃く反映するに足るものとなった。とはいえ、まだ第1期が終了しただけで、『00』の物語はまだまだ続く。第2期のスタートが待ち遠しい。(増當竜也)

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