Loading...
|
クワイ川
戦場にかける橋【字幕版】 |
この作品は、テレビ放映も再三されているが、改めてビデオで見てみると、意外に重要な部分がカットされていたことに気付く。 この作品では、2つの戦いが描かれている。 祖国から降伏を命じられ脱走もできない英軍将校が選んだ戦いが1つ目の戦いである。これは、規律と技術力によって、日本軍ができない橋の完成を、英軍捕虜によって成し遂げ、英国人の優越を示すという戦いである。 映画では、この戦いの決着は、明らかについている。捕虜収容所長は、この映画の中で、明らかに負けを認めるに至っている。 しかし、この1つ目の戦いを進めるうち、英軍将校に明らかな変質がみられる。目的達成のために全力を集中すること。これを軍人は、当然と考える。しかし、本来軍人でない軍医は、これを「変質」として敏感に感じ取っていた。 この2つ目の戦いの決着は、橋を完成させた兵隊が去った後、この英軍将校の心理の中で決着をみることになる。 果たして、この英軍将校は、この映画の中で、2つ目の戦いに勝ったのだろうか。 |
戦場にかける橋 |
最後の場面でホールデン、早川、そしてアレック・ギネス演じる英国人士官の動きによって、登場人物たち、とくにギネスの演じる人物の内面的混乱が映像的ダイナミズムをもって巧みに具現化される。そして彼らの内面的ドラマは圧倒的な映像表現とともに終局に向かってゆく。これこそデイヴィッド・リーンの真骨頂である。映画ならではの技法のひとつの高度な成功例がここにある。 |
戦場にかける橋 |
『旅情』、『アラビアのロレンス』、『ドクトル・ジバゴ』、『ライアンの娘』などイギリス人の彼にとっては異郷の地を題材に力作を生み出し続けたデヴィッド・リーン監督屈指の名作と称えられているのが本編です。このたびの異郷の地は第二次世界大戦下のタイであり、そこで同郷のイギリス人と同胞のアメリカ人と敵国である日本の将校が火花を散らしあう物語です。
クワイ河マーチの口笛よろしく物語りは森林の奥地で展開しますが、リーン監督の持ち味である壮大さを伴う異国情緒がジャングル舞台では出切っていないのが残念です。つまりこのジャングルはどこのジャングルでもよいわけであり、タイである必要はないので、タイらしい雰囲気が出ていないのがリーン監督作品としては少し残念です。 持ち味の異国情緒の欠落と同様に、登場人物も意外と一貫性を持った緻密さに則って描けていないように思えました。アレック・ギネス扮する英国人将校がなぜ嬉々として日本軍の橋を作ろうとするのか理解できませんし、早川雪舟扮する日本人将校の人物造形も少し曖昧です。ウィリアム・ホールデンのアメリカ兵はお調子者でありながらなぜかヒーローと化し、ジャック・ホーキンスのいつもの骨太のキャラクター作りもまったく粗末に扱われています。このようにして正直、印象深い登場人物が見出せないのでした。また登場人物同士の人間としての心の触れ合いがまったくといって描けていなく、ドラマティックな抑揚に完全に欠け、人間同士がぶつかり合う場所でもある戦場とはいうものの、まったくドライな印象を受けてしまいます。まあ、それが戦争のもう一つの側面、つまり“冷たさ”であるということなのでしょう。 このような負の部分を踏まえつつも、本編の全体に漂うドラマとしての品格や印象深い映像はさすがリーン監督ならではのものであり、戦争の狂気を極めてユニークな場所設定とストーリーラインで表現したことで記憶に残る個性的な戦争映画ではあります。後年の傑作、『アラビアのロレンス』の前ぶれとも呼べるフィルムなのでしょう。 |
戦場にかける橋 復元版 [SUPERBIT(TM)] |
57年公開のD・リーン監督のこれまた有名な映画である。本作も多数のアカデミー賞を受賞した作品ということで、息を呑んで拝見することにしました。 やはり、すごい。そのスケールというか、迫力、スペクタクル・・・、そして可笑しくも哀れなストーリー。第二次世界大戦中、タイとビルマの国境付近の日本軍捕虜収容所で、英軍指揮官のA・ギネスを捕虜にした所長の早川雪洲は、捕虜たちにクワイ川の鉄道敷設工事を依頼するが、国際法違反だとして譲らないギネスを営倉に監禁する。だが、早川としてはお国のためになんとしても鉄道計画を着手したいため、さまざまな手段を講じてギネスを説得するよう企てるが二人の心は平行線を辿る。何日も拷問に耐えるギネスの思わぬ根性にやがて武士道を感じた早川は、再び誠意を持って協力を依頼。ギネスも早川の愛国心に騎士道を感じ工事を引き受ける(ここが断然面白い)。しかし、そんなことはお構いなしに途中で脱走を果たしたヤンキー魂の米兵W・ホールデンは自軍に辿り着き安堵したが、逆に計画中の橋を爆破するように上官に命じられて泣く泣く引き返す破目に・・・(ここも面白い)。 ラストは云わぬが華だが、面白い、エンターテインメント溢れる作品で、特にイギリス人監督は、世界各国を割り込ませた戦争映画が上手だな、と思いました。『クワイ河のマーチ』も印象的でした。 |
戦場にかける橋 アルティメット・コレクション |
舞台は第2次世界大戦下のビルマ戦線における日本軍による連合軍捕虜収容所。捕虜たちは日本軍の架橋建設工事に従事することになり、その技術をもつイギリス軍将校(アレック・ギネス)は日本軍将校(早川雪州)に反発しながらも、あくまで自らのプライドをもって事にあたり、やがて橋は完成するが…。 『アラビアのロレンス』などの巨匠デヴィッド・リーン監督が、異文化の衝突の中で紡ぎ出される人間のプライドと、すべてを無にしてしまう戦争の愚かしさを両立して描き上げた戦争映画の傑作。アカデミー賞作品賞など7部門を受賞している。主題曲『クワイ河マーチ』も大ヒットした。後に捕虜たちのその後の数奇な行方をつづった続編『クワイ河からの生還 戦場にかける橋2』も製作されている。(的田也寸志) |
映画USEDパンフレット『戦場にかける橋』 |
<1957年/米>監督:デビッド・リーン出演:ウィリアム・ホールデン/アレック・ギネス ※状態は良好ですが、弱冠の折り目、黄ばみ等もある時がございます。※ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。※ノークレーム、ノーリターンでお願い致します。 |
昨晩 戦場にかける橋 が夢でこう告げた・・・!
毎回話題を呼んでいる 戦場にかける橋のプレゼンを行った。
劇場や高級ブティックなど都会の香りをさせる建物があり、どのように内容に関わってくるのか気になるところだ。
こりゃあようするに一言で言うとあれだ
『 世の中は美しい。それを見る目を持っていればね。 』( 聖メリイの鐘 )
ズバリ!ですなあ。。
戦場にかける橋
確かに戦争の愚かさは表しているとは思いますが、少し長いですね。 見所はやはりアレックギネスでしょう。すばらしい俳優ですね。 なにしろスターウォーズしかしらない世代だもんで、 若いしカッコいいし素敵でした。 戦場にかける橋. 戦場にかける橋 ...
0807 戦場にかける橋 2
ロケはセイロン島で行われコンクリート基礎など探せばあるという この撮影にあたり時代考証のために今日出海氏 (後の文化庁長官=作家、国会議員 今東光の弟)が参加している。 この原作者がこの工事に捕虜として参加、その綴り方ということになるが、 ...
0806 戦場にかける橋
タイトルは“戦場にかける橋” 太平洋戦争下の泰緬鉄道敷設の話。 ラストシーンとは異なり現存している。 昔、旅行中大柄な3~4人の初老の男達と暫し同行しました、 なぜかボソット「あの映画知ってるか? 俺達が作った、日本人の技術だよ、知っておいて ...
ときには、『戦場にかける橋』を観る・・
デビット・リーン監督の『戦場にかける橋』(1956年)である・・。 過日の24日(木)の夜にNHKのBS2で、 『米映画・勇気と感動・ベスト100』と題された番組があり、 歴代の名画の名シーンだけを選定していたのを、 私は少し視聴したのである。 ...
戦場にかける橋
1957年作品 THE BRIDGE ON THE RIVER KWAI 戦場にかける橋(1957) - goo 映画 全編155分は、ラスト15分の為にあるといっても過言ではない。テレビの名作映画の紹介番組で有名なラストシーンを何度も観た事があるので、観た気分になっていた。 ...
映画「戦場にかける橋」
戦場にかける橋 1957年公開、イギリス映画。 コロムビア映画 監督:デヴィッド・リーン主演:ウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪洲 あらすじ: 第2次世界大戦下のビルマ戦線における日本軍の連合軍捕虜収容所が舞台。 ...
戦場にかける橋
戦場にかける橋. 1957年 アメリカ. 監督:デビッド・リーン. 出演:ウィリアム・ホールデン , ジャック・ホーキンス , アレック・ギネス , 早川雪洲 , ジェームズ・ドナルド. Story 1943年第二次世界大戦下のビルマ。日本軍の斉藤大佐を長とする捕虜 ...
映画千夜一夜物語(871)戦場にかける橋
戦場にかける橋:The Bridgeon The River KWAI 1957年作品・155分パイオニア株式会社 ウイリアム・ホールデン、アレック・ギネス主演早川雪州が出てるんだね!! 音楽クワイ河のマーチは有名だ。 不朽の戦争映画。 MVC-mo-se004S.jpg ...
カオサン発のツアー
連合共同墓地にJEATH戦争博物館(別途40B)、戦場にかける橋を歩いて渡り、 その後、泰緬鉄道乗車に乗って昼メシを食べた後、象に乗って、イカダで川を下り、 サイヨーク国立公園(?)で滝を見に行ってカオサンへ帰るという内容です。 ...
戦場にかける橋
最初は日本兵が使い物にならん的な描写が多くてなんだかカチンときましたが(笑) なんだかんだ名作だなーと思いました 橋をイギリス兵とともにつくりあげる姿はなかなかくるものがありましたよ。 して、 今日はほんっっとに暑いですね!! 「なにこれ? ...